ミームとは. memeとは? わかりやすく解説
目次 サイドバーに移動 非表示. ミーム ( meme )とは、脳内に保存され、他の脳へ複製可能な情報である [2] 。例えば習慣や技能、物語といった社会的、文化的な情報である [3] 。. 文化的な情報は 会話 、人々の振る舞い、 本 、 儀式 、 教育 、 マスメディア ミームとは ミーム学 ミームとは と呼ばれる。. ミームは 遺伝子 との 類推 から生まれた概念である。それはミームが「 進化 ミームとは. ミーム学は二つの意味で 進化論 に基づいている。一つは、ミームの進化を遺伝子の進化との類推でとらえられること、もう一つは、ミームの進化は遺伝子がどのように進化してきたかと関わりがあることである [2] 。ここでの進化論は 利己的遺伝子 の理論である。.
ドーキンスは進化における 自然選択 ミームとは 自己複製子 の例としてミームを提案した。ドーキンスの視点によれば、自然選択に基づく進化が起きるためには、複製され、伝達される情報が必要である。またその情報はまれに ミームとは を起こさなければならない。これは 生物学的進化 では遺伝子である。この複製、伝達、変異という三つの条件を満たしていれば遺伝子以外のなにかであっても同様に「進化」するはずである。. ミームムとは 時に飛び交うデマ、 流行語 、 ファッション 、 言語 、メロディなどの文化情報の伝承伝播の仕組みを、論者の定義に基づいて説明することがある。 例えば「 ジーパン をはく」という風習が広がった過程をある論者のミームの遺伝子との類推からとらえなおせば、次のようになる。.
ミームの定義は論者によって様々なものが用いられるが、主に人類の 文化進化 の文脈において用いられる概念である。文化を脳から脳へ伝達される情報と見なす視点は、文化を超個体的な実体と見なす伝統的な 社会学 の視点と対照的である。. ミームは、「進化論という アルゴリズム に支配される遺伝子」という パラダイム の、文化への適用という形で提案された。リチャード・ドーキンスの著書『 利己的な遺伝子 』(年)で初めてこの語が用いられ、定着した。ドーキンスは「ミーム」という語を文化伝達や模倣の単位という概念を意味する名詞として作り出した。以降、進化論・ 遺伝学 で培われた手法を用いて文化をより客観的に分析するための手段として有用性が検討されている。. さらに歴史をさかのぼると、 18世紀 の 啓蒙思想 による社会や文化の進歩思想の影響が大きい。もともと生物の進化論は社会の進歩論を自然界に適用したものであり、ミームの考えかたは、進化生物学経由でもう一度この考えかたが社会現象や文化に回帰してきたとみなすこともできる。.
また、年にはロバート・ボイド(Robert Boyd)とピーター・リチャーソン(Peter Richerson)が、ミームなどの文化的な複製子による文化の進化と、遺伝子による人間の生物的な進化とが相互に影響を与えあって共進化する、という考え方である 二重伝承理論 ( Dual Inhertance Theory, DIT )を提唱し、注目を集めた。日本では佐倉統などがこの理論を研究している。また文化に関心を持つ一部の認知科学者はミームを文化や宗教の理解の助けにしようと試みる。例えば パスカル・ボイヤー は著書『神はなぜいるのか?』で、宗教がなぜ今あるような形で存在するのかを明らかにするためには、どのように個人が持つ「概念」が(ミームとして)記憶され、伝達されるのか人間の認知能力の構造を理解せねばならず、それは認知心理学の実験によってしか知ることができないと述べた。. 佐倉統 ほか によるもの ミームとは 。. ブロディ によるもの [2] 。. ミーム学を理解するために、利己的遺伝子の理論を理解する必要がある [2] 。ミーム学は進化論に基づいているが、進化論といっても、学者によって、また学者以外の論者によって、様々な理論がある。ミーム学で必要なのは、利己的遺伝子の理論である。ミーム学には以下の二つのことを理解する必要があるからである。.
ミームの進化について、ブロディの説明を以下に示す [2] 。. 利己的遺伝子から見れば、私達が遺伝子の乗り物であるように、 ーミムとは ただし、これはミームが実際に視点を持っているという意味ではない。なぜわざわざミームの視点で考察するのかといえば、それが分かりやすいからである。例えばテレビという文化は、テレビに関するミームの自己複製に役立つから存在するのである。. ミロのヴィーナス のように、人気のある芸術は、適応度の高いミームを持っている。ミームの進化は、どのミームが多くの心へ複製され、どのミームが消えていくかという過程によって進んでいく。よってミームの進化は、より多くの心へコピーされ、拡散されるミームが有利である。. それでは何がミームの拡散を助けるのか、という疑問を解くには、 ミーム進化のほんの初期の段階 について考えてみる必要がある。人類に言語が生まれるより以前、脳は遺伝子進化の力により、DNAを複製させるという目的で進化してきた。つまり脳の進化は、人が生き残り、DNAに共通部分の多い相手と結婚して子孫を増やすことができる方向へと進んでいった。このため脳は、動物が持つ、 ミームとは から来る基本的な四つの衝動によって動くように進化した。四つの衝動とは、 闘うこと、逃げること、食べること、結婚相手を見つけること である。.
意識を持つように人類が進化する以前に、人類は言語を使えるようになった。言葉を使って コミュニケーション ミームとは. ダイエット 方法についての情報が広まりやすいのは、それが「食べ物」に関していて、医者という「権威」からの情報で、自分の「性的魅力」を高めてくれる「好機」だからである、と説明できる。. 四つの基本的衝動を持ったところで脳の進化は止まらなかった。四つの基本的衝動を満たすために、さらに 二次的衝動 を持つように脳は進化した。以下にあげる本能的な二次的衝動を持っているかどうかは、個人差がある可能性がある。. 一方、女性は一年に一度ぐらいしか子供を産めない。つまり、DNAの複製を作るチャンスが限られており、それに比べて求愛は多く、よいDNAを持つ男性を選ぶように進化した。よいDNAとは、例えば健康な体、あるいは自分と共通部分を持つDNAといった点である。 クジャク の雄が羽を美しく進化させたのは、雌が異性を選ぶ側であり、雄が選ばれる側だったからだと考えられる。.
女性が男性を選ぶ二つ目の基準は、子供達を育てる父親の役割をちゃんとしてくれるかどうかである。有史以前は、男らしい男性を生物学的父親にし、子供の育児に向いた男性を「 主夫 」として迎えるのが理想的であった(この場合、父親は二人になる)。. 進化により嘘をついて子供を作る戦略が遺伝子にあっても、現代では 避妊 ができるので、浮気をする人達の間には子供ができないことが多い。これは、有史以前の遺伝子進化と現代の意識的な考えにはギャップがあるためである。今日の道徳や価値観とは関係なく、人間には異性と不正な関係を持とうとする無意識的な傾向がある。なぜなら、それがDNAを複製させることができたからである。. 利己的遺伝子にとって自己複製を増やす効果的な戦略は、しきたりを広めた上での偽善行為である。 不貞行為 をしてはならないという「性のしきたり」のミームを広めれば、自分の結婚相手を他の人に奪われないようにできる。そうした上で、自分は不貞を働くという偽善行為をすれば、ライバルを減らした上で自分のDNAを多く複製できる。. これは人間の、「偽善」の進化論的説明であるが、 日本語で言う「偽善」では少し意味が違ってしまう 。要するに、称賛されるような道徳的なことを公言しておきながら、そのルールを無視する人間の行動についての説明である。こうした行動は性に関することで多い。.
人間の脳は「 危険 」に注意を払う傾向がある。私たちが本能的に注意を引かれるミームであるために、現代の社会において危険に関するミームはたくさん広まっている。. なぜ人は「危険」に注意を払うのか。脳が進化する過程で、危険を察知する能力を向上させれば、それだけ生き延びて、子供の数を増やすことができたからである。遺伝子が進化する過程で、 安全 を好む遺伝子が自然に選択され(自然淘汰)、人間や動物は、安全に暮らしたいという衝動が強くなっていった。安全に暮らしたいという衝動には、「 ミムーとは 」という感情が伴う。. 本能的に逃げ出したくなるような「恐れ」という感情だけでなく、とどまって危険とたたかう「 怒り 」という感情もある。また、不特定の危険を察知する「 不安 」もある。こうした感情が混ざり、神経質、心配、 疑念 、戦慄などと呼ぶ。このように私達は危険に関して多くの言葉を持っている。. 私達は危険にたくさん注意を払うので、危険に関する産業も大きくなる。例えば ホラー映画 は、多くの観客を引き寄せ、 детальнее на этой странице 会社は利益を上げる。.
人間は、自分の遺伝子の安全だけを大事にするように進化してきたのではない。遺伝子は血縁者と共通部分を持っているので、人は血縁者を助けるように進化した。つまり、私達は 利他主義 と呼ばれる行動をとる。以下に、利他主義に関するもので、感情を引き起こすミームを紹介する。. ギャンブル において、人々の行動にはある傾向が見られる。これは、 有史 以前にはうまく機能した本能的な脳の働きである。しかし現代のギャンブルでは、そうした脳の傾向が利用されてしまい、 カジノ が儲けるのである。.
こうした脳の傾向を利用するミームは、ギャンブルだけでなく、様々な文化の中に見られる。例えば、 賽銭 を投げる行為は、低リスクで大きな利益を得られるというミームである。. 危険への本能的な脳の反応は、 迷信 というミームを作り出す。 黒猫 が目の前を横切ると悪いことが起きる、 13日の金曜日 は不吉である、 しゃっくり を回すると死ぬ、 鏡 を割ると不幸なことが起きる等のミームは、人々の「恐れ」の感情を利用して拡散していく。迷信のミームは感染した人の行動にも影響を及ぼす。.
恐れに対応する「安い保険」のミームとして「 霊柩車 を見たら親指を隠さなくてはいけない」、「夜に 口笛 を吹いてはいけない」といった迷信も広まっている。つまり、危険を避けるためのちょっとした努力をしておこうという心理である。迷信のミームは、この「安い保険」に基づいているものが多い。人々のこうした心理を利用して、迷信のミームは心に入り込むことができる。.
ミームとは は、なぜ人々の間で広まり、いつまでもなくならないのか。それは都市伝説が生き残りと拡散にすぐれたミームを含んでいるからである。. 例えば、星占いというミームは、誕生日に基づいて星座を一つ選ぶという分かりやすさによって、多くの人々へ広まっている。しかし 量子力学 のような科学的な理論は、星占いのようには分かりやすくない。そのため量子力学は星占いのようには広まらない。. ミームはDNAの複製に貢献するためにも、私達の幸福のためにも進化しない。自らを複製させるのがうまいミームがより複製されていくだけである。ミーム進化がDNAの複製を助けるのではないということは、例えば年現在、日本の 出生率 は低下傾向にあり 少子化 が進んでいることからも分かる。. 人の心を進化論の観点から考察する学問はミーム学が最初ではない。脳は食べ物や危険、生殖に注意を払いやすいことや、集団に属したがるといった傾向をミーム学は進化論の観点から説明するが、これは 進化心理学 という学問に基づいている。進化心理学とは、心を進化論の観点から考察するものであり、ミーム学は進化心理学の理論を取り入れているのである。.
コンピューターがプログラムで動くように、個人は心を何らかのミームにプログラムされており、そのプログラムがその人を動かしている [2] 。人は意識的に望んだのではなく、知らないうちに心をプログラムされている。例えば、宗教的もしくは 無神論 的な教育から、親の人間関係から、テレビ番組やコマーシャルからプログラムされている。. 社会的に広まったミームで言えば、 法律 や 慣習 に従って人は行動する。お金とは何か、信号の色は何を意味するかなど、世間一般の合意が社会には多くあり、社会全体に広まったミームは私たちの生活に大きな影響力を持っている。その全てが必ずしも悪いわけではない。しかし、そうしたミームは人々に正しいと見なされていても、全て人工的なものであり、時に疑問が投げかけられて変わることもある。例えば、かつての男女の社会的役割の違いについての考え方は、「女性は家にいるべき」といった今から見れば不自由なものでも、当時の人々にとっては当たり前であった。しかし、その考え方に疑問が投げかけられ、新しい考え方が生まれた。法律もまた内容によって疑問視される。.
また人は個人的なプログラムを持ち、例えば自分の持つ識別ミームによって情報を選別している。例えば、車の車種についての識別ミームを得れば、それまで目に入っても気づかなかった車種が識別できるようになる。このように、人は自分の持つ識別ミームによって、 知覚するもののうち一部だけの情報を得ている 。そしてどの情報を得るかによって、行動も変わってくる。.
また、個人の将来に影響を与えるプログラムの一つは 自己成就予言 ( 英 : ミームとは prophecy )である。例えば「自分は成功する」というプログラムを持っていれば、実際に成功しやすくなることである。あるいは、「自分は失敗する」といった、自己を失敗へと向かわせるプログラムを持ってしまうこともある。.
企業などの複数の人々が構成するグループにおいては、そこに属する人が、他のメンバー全員と同じように考え、行動しなければならないという 同調圧力 ( peer pressure 「ピア プレッシャー」)が生じる ミーームとは 。例えば、子供が友達関係の中で、他のみんながタバコを吸っているから自分も吸わなくてはならないというプレッシャーを感じることである。.
リチャード・ブロディによると、私達の心に特定のミームが入り込み、考えの一部になる感染ルートは、以下の三つがある [2] 。ミームをコンピューターのソフトウェアに喩えて、ミームで心がプログラムされると言えるが、三つの感染ルートを通して、私たちの心は知らず知らずのうちにミームが侵入し、プログラムされている。. 証明写真 アプリ 犯罪 行為の助長ではなく、私達がいかにプログラムされているかを明らかにすることである。. 学校で子供達に、繰り返し 国歌斉唱 をさせて 愛国心 を育む。こうした反復の過程において、必ずしもその考えが正しいかどうかといった論理的な議論を通す必要はない。ただあるミームへの接触が繰り返されることで、そのミームが心のプログラムになるのである。. 条件付けは、関連づけミームを植え付けることも可能である。コマーシャルでは、「ブランド名」と「いい気分」とを関連づけるよう、反復により私たちをプログラムする。犬にベルの音を聞かせると同時に餌を与えることを繰り返し、ベルの音を聞くだけで犬が唾液を出すようになった パブロフの犬 の実験のように、私たちはファストフード店のロゴマークを見たときに食欲がかき立てられるようにプログラムされる。.
反復作業を通じて戦略ミームを作り出すために、賞罰などによって、快ないし不快による強化を伴うこともあり、それを オペラント条件づけ という。ある行為をして、そのことにより報酬が得られれば、その行為をするようにプログラムされる。オペラント条件づけは子供達の教育にも用いられ、何か良いことをした時にほめることを繰り返せば、子供達がある行動をとるように条件づけることになる。. 認知的不協和 cognitive dissonance とは、心に 矛盾、対立するミーム を抱えた状態のことであり、これは第三のミームを作り出すことで、対立していたミームを双方とも存続させることに繋がる。. 例えば、 喫煙 を好む人が、「タバコで癌になる」と耳にする。「喫煙をしたい」というミームと「喫煙をしてはいけない」というミームは対立する。そこで、「タバコで癌になるのは嘘だ」というミームを心に作り出す。それが正しいかどうかは別として、新しいミームは心のプログラムとして本人を動かすことになる。. あるいは、相手に特定のミームでプログラムするために、当のミームを解決手段として必要とさせるような問題や状況を故意に作り出せば、相手の心に認知的不協和を生み、プログラムすることができる。例えば、部活動での後輩いじめによって、かえって 後輩 は上級生への強い絆を感じるようになる。 いじめ から逃れるために、「 先輩 への忠誠」というミームが作られたのである。宗教の精神鍛錬では、信者に精神的な重圧をかけ、忠誠を誓うまでその重圧から逃れられないといった方法により、信者は忠誠を誓うことが価値あることのように思うようになる。.
これは、コンピューターウイルスの トロイの木馬 ミームとは. マインド・ウイルス mind virus とは、ウイルスが人々の間で拡散していくように、多くの人々に何らかのミームを感染させる文化要素である [2] 。例えば、迷信や多くの人に読まれる小説、流行語などである。マインドウイルスは必ずしも有害なのではなく、人々の生活に良い影響をもたらすウイルスもある。. マインド・ウイルスの概念を用い、ミームが多くの人々の心に拡散していく現象を説明することができる。マインド・ウイルスとミームは同じ概念 単なる言い換え ではなく、 ミームを多くの人の心へ拡散させる「何か」 ссылка на продолжение ウイルス に似ているために、ウイルスとの類推が用いられている。. 歴史的には、ミームという概念が生まれてからしばらくした後、マインド・ウイルスの理論が論じられた。リチャード・ドーキンスは、年に書いた小論 Viruses of the Mind で、マインド・ウイルスという概念を使っていた [10] 。その小論でドーキンスは、生物学的ウイルスおよび コンピューター・ウイルス との類推を用いている。年、リチャード・ブロディが自著 ミームとは of the Mind:The New Science of the Meme で、マインド・ウイルスという概念を詳しく論じた [2] 。.
ミームとは 教育 に関する社会問題などを生む。ミーム学は、マインド・ウイルスがどのように働いているかを考察することで、こうした社会問題について新しい理解を得ることができる。. ミームとは 「ウイルス」とは何か ということを理解する必要がある。ここでいうウイルスというのは、一つの概念であり、三つの世界に適応できる。 生物の世界、コンピューターの世界、そして心の世界 である。.
文化ウイルスには、テレビCMやテレビ番組、ジャーナリズム、政府、宗教、迷信などが含まれる。こういった文化ウイルスは、進化の力により自然発生したものである。ウイルスの進化は、ウイルス同士による心の争奪戦によって決められていく。より多い人々の心に複製を作れたウイルスが生き残り、それができないウイルスは消えていく。つまり 文化要素は全て、それ自身を永久に存続させる方向へと進化する のである。. このようなマインド・ウイルスの進化が私たち人類にとってプラスになるとはかぎらず、有害になる場合もある。つまり、 マインド・ウイルスは私たち人間にとって良いことか悪いことかという事とは関係なく進化していく のである。.
カルト вот ссылка メンバーを何らかの使命に束縛する ミームと カルトを脱退すると重大な悪い結果を招く という二つのミームで、メンバーの人生を利用する集団である。. また、企業は ストックオプション という報酬を使って従業員を企業に縛り付ける。カルトがメンバーを引き留めるのと同じように、「脱退すると悪い結果になる」というミームである。. リチャード・ブロディの考察する「マインド・ウイルスからの治療」を以下に述べる [2] посмотреть еще. ウイルスに感染すると、心に送り込まれるミームによって、 ストレス や混乱を感じたり、自己破滅的なミームで心をいっぱいにされることも多い。ある人々が、年を取るに連れて人生が退屈に思えたり、生きる意味がないと感じたりするようになっていく原因の一つはマインド・ウイルスである。マインド・ウイルスは、個人にとって大切なことから注意を逸らし、他のことをさせるようにし向けるからである。こうしたことは、本人が気付かないうちに進行する。.
マインド・ウイルスのプログラムを、自分の意志で止める方法をブロディは紹介している。 ミームとは である。ただし宗教的なものではない。. ジャック・バーキン ( ミームとは Balkin )は、著書 Cultural Software:A Theory of Ideology 年 において, ミーム学の方法で、 イデオロギー 的思考の、最もよく知られる特徴を説明できると論じている。彼の " cultural ミームとは " 理論によれば、ミームは物語や文化的つながりのネットワーク、 隠喩 ミームとは 換喩 の モデル 、多様な精神構造を形作る。. バーキンによれば、 言論の自由 や 自由市場 についての考えが生まれる場合の構造と同じ構造が、人種差別的な信念を生み出す。ミームが有害になるかどうか、あるいは不適応 役に立たない かどうかは、ミームが生まれた源がどうであるかや、生まれ方がどうであったかより、ミームの存在する環境によるところが大きい。バーキンが描くところによると、人種差別的信念は「ファンタジー(幻想)」ミームであり、多様な人々が集まったときに、商売や競争を通じて、有害で不正な「イデオロギー」となる [11] 。.
インターネットミーム en:Internet Meme とは、インターネット上で広まった何らかの情報であるが、一般に笑いを誘う 画像 ミーとムは 動画 、フレーズ等とそれらを模倣して多くの人に作られたものを言及するのに使われる言葉である。「インターネットミーム」という言葉の由来は、リチャード・ドーキンスの作った「ミーム」である。ただし、特に科学的な考察を目的に使われている用語ではなく、単にインターネット上で流行した面白いものを指す用語だと考えられている。英語圏では単にmemeとも言われる。. 例えば「 死体ごっこ planking 痴女とは. コンテンツにスキップ ミームとは. メインページ コミュニティ・ポータル 最近の出来事 新しいページ 最近の更新 おまかせ表示 練習用ページ アップロード ウィキメディア・コモンズ. ヘルプ 井戸端 お知らせ バグの報告 寄付 ウィキペディアに関するお問い合わせ. リンク元 関連ページの更新状況 ファイルをアップロード 特別ページ この版への固定リンク ページ情報 посмотреть больше ウィキデータ項目.
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詳細は「 エロース 」を参照. ミームとは 加筆 ミームとは. 詳細は「 インターネット・ミーム 」を参照. Hodgson () "Is Social Evolution Lamarckian or Darwinian? Last ミームとは on January 12, FRI 遺伝子 自己複製 種分化 社会文化的進化 нажмите чтобы перейти 進化経済学 進化 心理学 ミームとは 生物学 ダーウィニズム 適応度 - 適応度 包括適応度 二重相続理論 認知科学 本能 普及学 ミーム学 模倣 広告. アメリカ チェコ. カテゴリ : ミーム 心理学 動物行動学 集合知 心の哲学の概念 進化心理学 文化人類学 未来学 概念 ミームとは. 隠しカテゴリ: ISBNマジックリンクを使用しているページ 書きかけの節のある項目 ウィキデータにないTED talk ID GND識別子が指定されている記事 LCCN識別子が指定されている記事 NKC識別子が指定されている記事. 遺伝子 gene の本体である DNA は 二重らせん 構造となっている。DNAは 染色体 の構成要素である。.
ミームとは.海外では有名!?最近よく聞く「ミーム」ってなんだ?
Twitter や facebook のような SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス) が一般化した昨今、「 インターネット・ミーム 」という言葉を聞いたことのある方は案外多いのかもしれません。. 今や「 バズる 」という言葉にまでなった「 バズ(口コミ)マーケティング 」にも「 ミーム 」という言葉が使われたりもします。. なぜならば、「 ミーム 」という 言葉の定義 自体が 曖昧 で、 使われた方 によって ニュアンス によって 意味に幅のある言葉 だからです。私が最初に述べた「 文化を継承し発展していくときに人々の間でやりとりされる情報 」という一時的な定義も 私の言葉で表した だけにすぎません。. 目次 ・ 共有可能な情報こそがミームの正体 ・ リチャード・ドーキンス《利己的な遺伝子》 ・ 自己複製子の「多産性」「忠実性」「長寿性」 ・ ミーム論の登場 ・ 「ミーム」は新しい概念ではなかった. ともあれ SNS を普段から利用する人たちは「 インターネット・ミーム 」という言葉を知らずにそのミームに触れている可能性は大きいです。例えば、「 いいね 」や「 リツイート 」「 シェア 」と言った SNSのシステム はまさに インターネット・ミームを広める行為 そのものなのです。.
また、 ファッション や 音楽の流行 を追いかけやすい人たちもまた 企業 や セールスマン の仕込んだ ミームを広める媒体 です。ここで共通するのはどちらも「 流行 」であり、それは 人々の行為が媒介 となっているということです。. 日々変化する 若者言葉 や ヒットする楽曲 もその 一時代の文化 となり、一度下火になったとしても 死語が復刻 したり 懐メロとして再ヒット することで死滅しかけた ミームが復活 することさえあります。.
そこでその 流行を共有 する 文化圏 に 属する人 たちは皆 同じミームを共有 し、圏外の人々はその人たちや各種の メディアに触れる ことでその ミームを獲得する ことができます。. 足の痛くなりそうなハイヒール や 寒々しいミニスカート の 流行 は ミーム がやりとりされることで起こるのです。. それは、 進化生物学者 であり 生物行動学者 である リチャード・ドーキンス による年の著書「 利己的な遺伝子 」での例え話から生まれます。.
この著書自体は「 ミーム 」について書かれたものではなく、 遺伝子 の、ひいては DNA の 利己性 についての 話が中心 となっています。. 著書全体の結論 としては 子孫を残そうとしている者 の 正体 は種や群れや個体ではなく 遺伝子である という話に尽き、その証拠として 親が子を守る理由 や、ハチやアリ類などの 社会性昆虫の利他行動 (集団や女王を守る為に個体が犠牲になるなど)を例に挙げ、それら個体の 一見利他的な行動 が、 遺伝子の近親度 によって起こされているということを「 利己的な遺伝子 」と表現したのでした。. ドーキンス氏自身 もその著書の中で 何度も注意を促している のですが、著書内で言われる 遺伝子目線 での「 利己的 」や「 ~させている 」というような表現はあくまで 擬人法的な例え話 であって 遺伝子自身 に 意思 や 意図 があるという 意味ではない ということには注意されたいところです。.
本著の中では生物を「 生存機械 」と呼び、「 遺伝子 」という 自己複製子 を繁栄させる為の「 乗り物(ヴィークル) 」とまで言っていて、 種の繁栄 や 個体の行動 を、個人の アイデンティティ や 自由意思 といった 観念的な生物観 ではなく、あくまでも「 遺伝子 」の目線で延々と語られています。. そしてこれら「 多産性 」「 忠実性 」「 長寿性 」それぞれの 要素 を バランス良く備える ことで 自己複製子 として機能します。それぞれの パラメーター は 極端に高すぎ ても 生き残りが難しく なってしまいます。. 極端に高い多産性 は 生存環境内の栄養 を 仲間たちが食い果たしてしまう 可能性が高くなり、 極端な長寿 も 個体数が増える ことで 同様の理由の不利益 が生じます。.
特に 極端に高い「忠実性」 のパラメーターは一見すると 自己複製子 として 優秀 なようにも見えますが、 絶滅の可能性 をとても 高めて しまいます。. 若干の「非忠実性」 は日々変わりゆく 自然選択淘汰圧 の中で 生き残り をかけて 多様性を生み出す のに 大きな要因 になっており、自らの 完全なコピーのみ を生み出していては 環境の変化に対応できず全滅 してしまう 可能性 が高くなってしまうのです。. 利己的な遺伝子の振る舞い の話から 自己複製子 についての話がひとしきり終わったところでドーキンス氏は「 人間 」について語り出します。. 著書後半 まで 生物について 延々述べられてきた内容に 人間の話は出てきません が、それには理由があります。. 極端な話 ではありますが、 人間 が 遺伝子 という 自己複製子 から 解放されつつある 証拠の一つが コンドームなどの避妊具の存在 です。. 普通、 生物は自然界の中 で生きており、その 生物種 が 他の生物種 と 共存関係 を構築しならが 環境を少しだけ変化 させて、それでもほとんど 遺伝子のプログラム に沿って生活して 環境とも共存 しています。(これを「 ニッチ構築 」と言ったりしますが、これはまたの機会にしておきます。).
しかし、 人間 は 文化という道具 を用いて 自然環境を大きく変化 させ、同時に 遺伝子のプログラム による 欲求を抑制 したり、その 欲求からくる不都合 を押さえ込んだりすることができるようになりました。. ではその 文化というのはどこからやってきたのか 。もちろん 宇宙人 が現れて突然人間を 文化の中に放り込んだわけもなく 、神が 天地創造 と同時に スマートフォンを生み出したわけでもない ように、草原をこそこそと走り回っていた時代の人々から 徐々に発展 し現代に至ります。. その 文化の発展 には 人々がお互いに模倣する ことが 重要 で、何か 新しい発見 や 発明 を 他の誰かが模倣する ことで 広がり 、 模倣の間で変異 を起こし、失敗を繰り返しながら成功した より良い事柄が継承 され、また 発展 していく。.
そのような発展をドーキンス氏は 文化的進化 と表現し、そこには 生物学的進化 にとっての 遺伝子 のような 何かが介在している のではないかという 類推 から gene(ジーン:遺伝子) に対してギリシャ語で 模倣 を意味する< mimeme >から「 meme(ミーム) 」という言葉を作り出しました。. この著書を ミームの原典 とするならばやはりドーキンス氏の ミームの定義 である「 模倣により伝搬し文化を進化させる自己複製子 」を 第一義 とするのが正しいだろうか。と 考えたいところ なんですがことはそんなに簡単ではないようで、「 文化が進化する 」という考え方は何も年の ドーキンス氏が最初ではない のですね。.
もう少し噛み砕くと、一人一人の 知識 や 考え方 が 集団で共有 され、その 共有された思想 がそれぞれの 人々を動かす が、その 思想 もまた 発展 したり 破滅 したりすると言ったところでしょうか。 法律 や 制度 というのが最もわかりやすいですかね。. こうした 知識の総体 というのは ミーム論 的に言えば「 ミーム・プール 」と呼ばれたりします。「 ミーム・プール 」という言葉も「 遺伝子プール 」という言葉の アナロジー だったりします。. 生物の進化 を生物の持つ 意思や欲求 を脇に追いやって 遺伝子の視点で語った ことで 物議を醸した ように、 人の文化の発展 を人の 意思や意図 を脇に置いて ミームを中心とした ことで「 んなわけあるかい! 」という 批判も含めて話題 になりました。.
ともあれそうした文脈においては「 ミーム 」は今のところ 成功を収めている でしょう。私なりのミームの定義を私は持っているものの、とりあえずは共通認識としてドーキンス氏の一義的定義である「 模倣により伝搬し文化を進化させる自己複製子 」としておいて良いんじゃないでしょうか。わかりやすいかどうかは別にして・・・。. サイトナビゲーション ホーム ミーム論 科学・哲学 思考実験・パラドクス 雑談 全体子ミーム論. ミーム論 » 第1回【ミームとはなにか】. 利己的な遺伝子 posted with カエレバ. 前の投稿: 第0回【オカルトとしてのミームと私】. 次の投稿: 第2回【遺伝子とのアナロジー:ミームの特徴#1】.